知ると楽しいブライダルリングのお話

日別アーカイブ: 2016年3月26日

業界の可能性を広げた結婚指輪 その2

Joeです。いつもありがとうございます。

 

ちょっと、プライベートで色々とありまして、日が開いてしまいましたがコラニーさんのオーパス3のメンズマリッジリングのご紹介をしたいと思います。

op3m

画像の下にある指輪がメンズです。

 

これまた、極めて変わったデザインですね。

 

まず、最初に目が行ったのは、ミル(ポツポツ)のラインですが、随分中途半端な場所に、アシンメトリーに入っています。(中途半端と書きましたが、批判的な意味で使っている訳ではありませんし、見た目におかしな訳でもありません)

 

一般的には、ミルのラインは、エッジの部分に入っていることが多いし、エッジでなくても、アシンメトリーになっているものは殆ど見たことないので、それだけ取って見てもかなり珍しいなぁと感じました。

 

昨今では、アンティークなトレンドが来ていたこともあって、ミルは、アンティークっぽさを出すのに、良く使われていたりするのですが、この指輪の場合、印象的には、アンティークっぽさを醸そうという意図ではないと思います。

 

例えるとすれば、ハワイアンリングの波のモチーフに、ミルと似た様なポチポチの線になっているものがあるのですが、それと同じ様に、積極的にデザインを表現する様な感じの使い方になっている気がします。(ハワイアンの波のラインはミルではないですが・・・)

 

そうだとすると、やはり新しい感じがします。新風ですね、正に新風。

 

そして、それに加えて、ちょっと幾何学的な模様です。

 

この模様について、マニュアルには、3枚の花びらをグラデーションで規則正しく並べましたと書いてありますので、これはHISAKOさん的メンズ向けのかっこ良い花びらということなのでしょう。

 

今般のオーパス3は、お花がひとつのテーマになっている様ですので、メンズ用のリングにこのテーマをどの様に盛り込むのかが、最も難しかったのではないかと思う訳です。

 

そこに出した HISAKOさんの答えが、メンズ用として抵抗なく受け入れられる『かっこいいお花』だったということですね。(多分)

 

だとすると、これも新しい発想ですね。

 

しかし、見れば見るほど、この模様、手掘り感もありながら、スタンプを連続している模様感もあり、幾何学的な感じもありながら、模様を流れる様なミルラインに沿って行かせることで人工的な感じや単調さも回避して、人の手が関わっている様に見える、と言った風で、何重にも、魅力が組み合わされている感じです。

スキャン_20160326 (2)

正面から見るとこんな感じです。

 

フォルムも薄っすらと右上がり左下がりのS字ラインですね。(手の構造にマッチしているので、手が綺麗に見えます)

 

フォルムと、模様のS字ラインを微妙にずらしているところにこだわりとセンスを感じますし、実際のS字具合は極めて緩やかなのですが、この僅かなずらしによってS字感がアップしている効果も狙っている様な気がします。(メンズは、フォルムとしてS字の動きが大きいと、女性的な感じがするということで抵抗を感じる方もいらっしゃるので、そう感じさせない様にしているのかも…)

 

(そう言えば、レディースもミルのラインとフォルムのラインをあえてずらしているのかも知れないですね。レディースは、よりS字の動きが大きく見える様に、目の錯覚を利用して大きくずらしているのかもしれません。)

 

ちなみに、画像ではわかり難い事として、リングの幅寸法の事があるのですが、メンズ、レディース共に概ね3mmくらいの幅になっています。

 

レディースは最近細目の商品が多いので、少しぽってり感があるリングがお好みの方にピッタリですし、ぽってり感と優しい感じがジャストフィットしていると思います。

 

メンズの方は、メンズ用として細過ぎず、選び易いボリューム感だと思いますし、かといって、模様の印象が強いリングだけに、幅広にしてしまうとこってりし過ぎてしまう懸念があるので、その辺りがうるさくなくて良い感じに収まっていると思います。

 

ということで、この斬新さで、まだまだ、ブライダルリングの世界には、色々な可能性がある事を証明してくれた結婚指輪、コラニーさんのオーパス3。

 

この感性に是非触れてみて頂ければと思います。

 

成田でお待ちしております。