知ると楽しいブライダルリングのお話

日別アーカイブ: 2015年9月18日

アンティークな結婚指輪

_MG_9603 - コピー

一時の勢いほどではなくなりましたが、まだまだ人気が高い「アンティーク」なタイプの結婚指輪をご紹介したいと思います。

 

ブランドはシェールラヴです。
アンティークの王道という感じのデザインです。

 

見て頂いてすぐにわかるのは、全体的にミルグレイン(ポツポツ)が効果的にアンティーク感を出していることです。ミルが入っていればどんな指輪でもアンティーク感が出る訳ではありませんので、全体的なリングのデザインと相まって効果的に作用していると言えるでしょう。

 

画像は二つとも、ミルの入ったエンゲージリングとミルの入ったマリッジリングの重ね着けですが、ミルの入ったもの同士の重ね着けなのに、うるさくないのが不思議です。恐らくどちらも全体的に細身のシェイプである事と、エンゲージのセンターストーンの関係で、エンゲージとマリッジの間に空間がある重ね着けになっている事がプラスに作用していると思われます。

 

ここでひとつ…。

 

セットリングや重ね着けと言うと、エンゲージとマリッジが隙間なくくっつくものであると思い込んでいる方がいらっしゃるのですが、隙間なく2本のリングがくっついている美しさもあれば、隙間を含めて2本のバランスが美しいものもあるのです。

 

つまり、セットリングとして、エンゲージとマリッジが重ね着けされる前提なのに、2本のリングが隙間なくピッタリとくっつかない様に初めからデザインされているものもあると言う事です。

 

そういう意味では、エンゲージとマリッジのブランドがまたがって、ふたつのリングが隙間なくピッタリとくっつかなくても、隙間も含めて2本のバランスが自分にとって素敵に見えれば「あり」という風に考えても良いという事です。

 

当然その逆だって有りです。つまり、ブランドの設定しているセットリングの組合せは隙間があって今一気に入らない場合、隙間なくピッタリと重ね着け出来る違うブランドのリングを探す手もあるということです。

 

端的に言えば、決まりはないので自分の感性を信じて自由に組合せを選んで問題ないと言う事です。一番大切なことは、自分の感性に素直であれってことだと思います。

 

と言う事で、話が大分それましたが、そろそろアンティークに話を戻しましょう。画像のシェールラヴも隙間がある重ね着けですね。

 

そこがかっこいい理由の一つです(ちなみに、シェールラヴには、隙間なく重なる商品もあります。)面白いことに気がつかれたでしょうか?

 

ひとつの画像は、エンゲージがメレ(小さなダイヤ)の付いていないシンプルなデザインで、マリッジはメレが半周並ぶハーフエタニティタイプ(つまり、少々派手と言うか豪華)なタイプの組み合わせです。(ブランドのセットしたオリジナルの組み合わせではありません)

 

もう片方の画像は、エンゲージにもメレが沢山付いているタイプ(少々派手と言うか豪華)で、マリッジの方は同様にメレが半周並ぶハーフエタニティタイプ(少々派手と言うか豪華)なタイプ、

 

つまり、共に豪華(派手)タイプという組み合わせです。

 

組合せが全く違うのに、どちらも違和感が無いと感じないでしょうか?

 

派手派手どうしでも派手過ぎず、派手とシンプルの組み合わせでも地味にならないし、不釣り合いでもない、なんとも不思議な感じがします。

 

どうしてそうなるのか私なりに考えてみたのですが、これは恐らくアンティークという世界観がそうさせているのだと思うのです。ただ古いだけならレトロと片付けられてしまいますが、レトロとアンティークの違いはきっと品格を備えているかどうかだと思うのです。

 

高貴なイメージと言うか、品の良さというのを兼ね備えていると、少々派手でも派手と感じないし、少々地味でも埋もれないという、この微妙さを維持出来るのでしょう。いつの時代も良いものには普遍性が備わっているというそれです。

 

シェールラヴについて言えば、女性用は可愛さも備わっていると言うのが素敵さを更に高めていると思います。

 

この様に絶妙なバランス感が総合的にかっこいい結婚指輪と言えるのではないでしょうか?
私はそんな風に思います。