知ると楽しいブライダルリングのお話

桜をモチーフにした結婚指輪 さくら

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コラニーのさくらをご紹介したいと思います。

 

最初に思ったのは、「さくら」という商品名なのに、商品を見て「さくら」を感じる部分がなんあの日本人が大好きな「さくら」の花の方でなく木肌の方という驚きの商品です。目の付け所が違うと言いますか、見事に斬新ですね。

 

こちらの「さくら」は、dear brilliance というカテゴリーに属するので、男女のリングの形状が似ていない組み合わせになっている結婚指輪(マリッジリング)です。

 

ちなみに、なんで男女のリングをお揃いの様に似せていないのかについて少し触れましょう。

 

コラニーさんの説明としては、お互いの好みを尊重し合うそんなお二人に選んでもらう事を考えているそうですが、もう少し現実的な事を言うと、女性に好まれるフェミニンなデザインでペアを揃えてしまうと男性が着ける指輪としては、女性的過ぎて抵抗を感じる男性が少なくないんですね。

 

そうなってしまうと男性は直ぐに身につけなくなってしまう傾向があるのです。それでは形がペアでも結婚指輪としての意味がなくなってしまいますし、女性も本当はこういうフェミニンなのが欲しいのに選ぶことが出来ないという不満を抱えてしまうことになってしまいます。

 

それではなんだか悲しいので、形の共通性は横に置いておき、女性用は女性に好まれる女性的なデザインのリング、男性用は男性に好まれる男性的なデザインのリング、の形状をしていながら、共通のモチーフが取り込まれていることでペア感を補っているという訳です。

 

ゆえに、男女共に選びやすくなるという訳です。

 

こういう感じでペアを構成しているシリーズをコラニーさんでは dear brilliance というカテゴリーでくくっているんです。素敵な考え方です。

 

話をリングのご紹介に戻しましょう。

 

まず、レディースから行きましょう。こんなのちょっと見た事ないです。前述したとおり、リングの表面が桜の木の木肌の様に凸凹してるのです。

 

凸凹しているのにツヤを出すっていうのは案外難しいのでさりげなく凄いことやっている訳なんですが、そんなことより、市場は今、アンティークというトレンドの風が吹きまくっている中、そんなトレンドなんて全くお構いなしにこれです。ある意味凄いですね。

 

サンプル自体を見て、最初は、これはリングの表面をデコボコにせず、普通につるんとした艶仕上げにした方が売れるのではないかと思いました。でも、そうするなら、もう少しリングの幅が細くなっている方がマッチすると思ったので、現状リングの幅はどれくらいかと実寸を計測したら2.5mmでした。

 

それでわかりました。

 

コラニーさんの細身でシンプルなモミジ位(2mm位)細いリングなら、艶仕上げの方が良いけど、そうすると、センターの花びらのところがしょぼくなってしまうんですね。多分・・・。

 

・・・で、センターの花びらを可愛い範囲の大きさににとどめるなら、これくらいが良いんでしょう・・・。すると、リング幅がバランス上現状の様に2.5mm位になるんですね。

 

2.5mm幅ということになれば、つまりこのままの幅で、つるんとした凸凹のないツヤ仕上げにしたらやぼったいというか、もさい感じになってしまうんですね。きっと・・・。

 

だから、こんな風に木肌っぽい凸凹のテクスチャーにしたのだと思います。

 

また、そうすることで大人の女性がいつまでも身に着けられる大人可愛い感じにしているのだと思います。

 

私の勝手な想像ですが、このバランスに辿り着くのに試行錯誤で何回か、そしていくつかのバランス違いのサンプルを作って確認した上で、この絶妙なバランスに決めたのではないでしょうか?

 

もしも、感覚的なものだけで、一発でこのバランスと仕上げの組み合わせを生み出していたとしたら人間が薄っぺらい私とはまるで違う深さのある感性!!恐るべし、HISAKOマジックと言ったところです。(※HISAKOさんは、コラニーさんのデザイナーさんです。)

 

画像は、花びらのところだけ、18金ピンクゴールドにしたバージョンですが、オールプラチナでも、オール18金でもお作りすることは可能です。

 

では次に、メンズに行きましょう。一見すると無難なメンズ用という感じに見えます。

 

酷い言い方するなぁと思われた方が何人かいらっしゃるかもしれませんが誤解が無い様に補足しますと、男性用の結婚指輪は、お仕事の関係上、むしろ無難なものをお選びになりたいという方が少なくないんです。つまり、悪い意味で言っている訳ではありません。

 

そして、コラニーさんとしては珍しく細かいミルを入れています。(中央のボツボツのライン)機械で打った様な細かさのミルですが、手作業で打っているのでしょうね。聞いていませんが多分そうのはずです。

 

小澤さん(コラニーさんの匠と呼ばれる職人さん)の力こぶが目に浮かびます。わかる人が見れば、見るだけでその凄さがわかる、そんな凄いのあんまりないですから、流石です。

 

ですが、実は、このリングは側面から見たところに特徴があるのです。

 

コラニーさんの指輪はどれも基本的に肉厚があるのですが、このリングもなかなかの肉厚があり、その厚みの部分が…、横から見ると、そう、あのレディースの凸凹と共通する様に作られているのです。

 

そこなんです。こいつのポイントは!!!。

 

リングの形状は全然違うからこそ、解り易い共通のモチーフが入っている方が良い訳ですが、モチーフが正面にドーンとあって、あまりにもわかりやすいのも少し照れくさい訳です。でも、このペアは解り易いモチーフがありながらさりげない感じになっているんですね。

 

なるほど~。いや~良いんじゃないでしょうか。胸に、ジンジン、ジンジン来ちゃいました。

 

最後に、もしもこの「さくら」をお選びになられたら、将来家を建てた時、是非、庭先に二人のシンボルツリーとして桜の木を植えられたら良いと思います。毎年、春に桜が咲く時、結婚指輪を買った頃の気持ちが思い出せると思いますので…