知ると楽しいブライダルリングのお話

業界の可能性を広げた結婚指輪 その1

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Joeです。いつもありがとうございます。

 

さて、今日は昨日に続き、コラニーさんの新作マリッジリングのご紹介です。

 

四の五の言わずに今日もまずは画像をお見せしたいと思います。

op3m

ムムム・・・、見ている方々の声が聞こえてきそうですが、何じゃこれゃ~(松田優作さん演じるジーパン刑事風って、古すぎて誰もわからないかも…泣)

 

ここまで変わったタイプの指輪となると、正直、説明するのが少々面倒臭いです(;^ω^)。

 

だって、どう言ったら、出来るだけわかり易く、できるだけそのまんまに、伝えられるのかもうわかりましぇんって感じだからです。

 

しかしながら、手を抜くと例のM男さんに、怒られるので根性で頑張ります。笑

 

まず、重なっている上側のリングがレディースです。

 

お花のモチーフが見て取れますが、奥が出っ張っているタイプで、手前側が彫りで形どっている感じになります。凸×1、凹×4の組み合わせです。まずは、この数のバランスで凸凹混在と言うのが斬新ですね。

 

でもって、出っ張っている方のお花の中心にメレダイヤを入れたくなりそうなところですが、あえて、そちらには入れず、彫ってある方に入れているてところが、HISAKOさんっぽいと言うのか、コラニーさんっぽいと言うのか、私からすると、いかにも『らしい・・・』って感じがします。

 

(お花4つのところ全部にメレダイヤを入れずに、3つだけ入れるっていうのもね・・・)

 

しかしながら、一般の方々からすると、この感じが良い意味で、予想に反している、裏切っている、感じとなり、魅力的になるのではないでしょうか?

 

そしてまた、これが・・・、上記画像の向きからすると、出っ張っているお花が指輪の中央に位置する様な感じがしますよね。しかしながら、それがそうではないんです。

op3ml

じゃーん、これが正面です。このバランス感かっこよくないですか?

 

レディースのリングにかっこいいという表現ってどうかと思いますが、メレダイヤの位置とのバランスとかも抜群だと思います。かっこいいんです。素敵です。

 

アシンメトリー(左右非対称)のデザインと言うのは、このバランスをとるというところが滅茶苦茶難しいんですが、いやーこれだけ色々と混在させながら、このバランス感に仕上げているというのは、流石の一言に尽きますね。お見事です。

 

HISAKOさんって、どちらかと言うと、おっとりしたというか、ほんわかしたというか、そういう感じの人なんですが、デザインという仕事に於いては、切れ者と言えますね。

 

私は最初に、この指輪を見た時に、これってコラニー風ハワイアンっていう分野なのか?と一瞬頭をよぎったのですが、ハワイアンと言うのは、模様に全て意味があって、お花に関しては、大抵の場合、と言うか、本格ハワイアンなら普通は、プルメリアかハイビスカスとして、入っているもんなんですね。

 

ところが、このオーパス3のマリッジリングに入っているお花は、具体的に何のお花をモチーフにしているのかマニュアルにも一切説明されていません。(エンゲージも同様)

 

これまでのコラニーさんの商品には、極一部を除いて、樹々やお花の名前が商品名として付けられており、マニュアルには、ご丁寧に、商品ごとにそれぞれの樹々やお花の写真までついているのですが、この商品は、これだけお花っぽくしているのに、あえて具体的なお花の名前も明かされてはいないし、説明もされていないのです。

 

また、商品マニュアルのこのオーパス3のページには、色々なお花が混在したイメージイラストが描かれています。具体的な名前のある商品は写真なのに・・・、こんなにお花っぽい商品なのに・・・、写真ではなくイメージイラストなんです。

 

なるほど~と思いました。

 

これってあえて具体的なお花を示さずに、使う人それぞれに思い思いのお花を思い浮かべて頂こうという狙いがあるんだな?と・・・。

 

勿論、私が勝手に思ったことではありますが・・・、そうだとしたら凄いですよね。

 

コラニーさんとしてもこれまでと180度違う方向ですし、モチーフを具体的にどう表現するかと言う部分で勝負しているデザインが多い業界の中で、あえて具体的にしないことで、多くの人の気持ちに寄り添えるようなタイプの指輪にしてしまっているってことです。

 

いやはや、ここまでくると、ちょっと怖ささえ感じますね。

 

ということで、モチーフに具体的な対象が無いという意味では、ハワイアンと言う解釈にはならないですし、彫りの感じもハワイアンとは異質なものなので、どうやらハワイアンの派生という分野でもなさそうです。

 

となると、やはり、新しいジャンル、新しい分野なのかもしれません。

 

これだけ多くの商品が溢れかえっている、完全な成熟市場に於いて、新しい分野を生み出したとなると、これはただならぬことです。業界の可能性を広げたとも言えるでしょう。

 

正にGood Job。正にビックリポンです。

 

大袈裟な感じに聞こえたかもしれませんが、実際にはとてもキュートなリングになっていますので、是非、店頭でご試着頂ければと思う次第です。メロメロになる人も多いのではないかと思います。(*^^*)

 

今日は、流石に私も疲れたので、メンズの方は、また次回ということで。